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01 / これは「基地」ではない。 重なり合う、都市圏だ。

これは「基地」ではない。 重なり合う、都市圏だ。

01 / 都市アトラス

これは「基地」ではない。
重なり合う、都市圏だ。

マリウス丘の地下空洞、地表の工業地帯、軌道上の交通網。
三層の環境が、月の生活をひとつの都市にする。

地表 / エネルギー・採掘
地下 / 日常生活
軌道 / 地球—月輸送
ARC–07居住中枢ARC–12水・食料ARC–19宇宙港接続
地下 / 生活層

住居は、街路に面している。

住居棟は、学校、診療所、洗濯室、共同キッチン、静かな植物庭へ短い歩廊でつながる。住居の前には「通路」があり、廊下はただの避難経路ではなく近所に会うための街路だ。

地表 / 産業層

重い仕事は、太陽の近くへ。

採掘、精錬、太陽光発電、資材の一次加工は地表の専用区画に置く。人が長時間滞在する必要のない工程を外へ寄せ、居住域は静かで保守しやすい地下に保つ。

軌道 / 交通層

月は、孤立した終点ではない。

シスルナ・ステーションは、地球からの乗客、研究貨物、月産素材を受け渡す中継港だ。到着した人は宇宙港から地下都市へ、地上の厳しい環境に触れず移動できる。

100K居住者
地下520〜700m主居住層
24/7地球—月輸送
18接続小型コロニー
月面から地下900メートルまでの都市レイヤーを示す無人の建築断面
01 / VISUAL FIELD NOTE

地表から−900mまで。各機能層の間には、居住空間ではない監視・構造緩衝帯を置く。

CITY ATLAS / URBAN SCALE

18の街区が、
ひとつの都市をつくる。

マリウス・アークは、単一の巨大施設ではない。生活の単位を小さく保ちながら、公共交通・物流・非常時の経路を都市全体で共有する。

MARIUS ARC / DISTRICT REGISTRY

ARC都市地図

ARC–01〜18は月面下の複数深度に配置し、地表設備、主居住層、深層備蓄層を縦坑と環状交通で結ぶ。ARC–19は宇宙港と地下都市を接続する地表ゲートである。各機能層の間には岩盤を残した構造緩衝帯を設け、監視坑、配管、昇降路、緊急通路だけを通す。これは空白ではなく、搬送、岩盤の安定、圧力区画の安全隔離を担う移行層である。主居住層は地下520〜700mに位置する。

地図から街区を選ぶ
西
  1. 地表接続層0〜–40 m
  2. 上部緩衝・搬送帯–40〜–120 m
  3. 浅層設備層–120〜–320 m
  4. 構造緩衝・交通帯–320〜–520 m
  5. 主居住層–520〜–700 m
  6. 下部隔離・安全帯–700〜–760 m
  7. 深層設備・備蓄層–760〜–900 m

ARC一覧

ARC–01行政・公共

中央自治街区

勤務者数4,500 地表からの深度主居住層–520〜–700 m

都市評議会、公共窓口、中央図書館、広域避難所をまとめた市民活動の中心。

居住の核 / 食と水の街区 / 港と都市の接点
VISUAL FIELD NOTE

居住の核 / 食と水の街区 / 港と都市の接点

ARC–07

居住の核

400〜800人が暮らす近隣単位。住居、学校、診療所、共同キッチン、植物庭を徒歩圏にまとめる。

ARC–12

食と水の街区

水処理、温室、保存庫、日常の店舗を組み合わせる。生活に必要なものを、遠い設備ではなく近所の景色にする。

ARC–19

港と都市の接点

旅客、貨物、検査、保守を分けて受け止める玄関口。宇宙港の速さを、静かな居住区へ直接持ち込まない。

都市の動線

01歩く

15分の生活圏

学校、食料、医療、修理、遊び場までを日常の歩行で結ぶ。移動は都市を知る時間でもある。

02運ぶ

物流は裏側を走る

食料、資材、廃棄物は住民の街路と分離した保守幹線で移動する。生活の静けさと作業の確実さを両立する。

03逃げる

非常時も迷わない

各街区は独立して隔離でき、二方向の避難経路を持つ。非常時の移動も、ふだんから使う分かりやすい道に重ねる。

15分の生活圏 / 物流は裏側を走る / 非常時も迷わない
VISUAL FIELD NOTE

15分の生活圏 / 物流は裏側を走る / 非常時も迷わない